走る白物家電・・・後編

さてあまりにも印象に残らないというか興味のない車だったアクア。

後編を書く気にもならずに今頃になってしまいました。

コンソールにはこんなスイッチが。

意図的にEV走行もできます。

さて、EVにしたところでロードノイズのうるさいこと。これじゃ静かなガソリン車の方が静かだよ。カーオーディオやるにはいまひとつ。

さて山坂道へ。さすがにガソリンエンジンをモーターでアシストするだけあって力はあります。坂道もそこそこグイグイ・・・なんだけど期待以上にはなりません。力あるんだかないんだか?

ブレーキングをすると回生ブレーキでバッテリーが充電されます。が、静かなブレーキングではあまり充電されません。意図的に強いブレーキングが必要になります。じゃないと充電不十分。これじゃブレーキングが荒くなりますね。シフトの Bレンジを多用するのが良いのかもしれません。が、一般人はこの「B」の使い方知らないんじゃないかなぁ。昔の人なら AT車のエンブレを効かせるために「2」をよく使うことを知っているでしょうけれど。

ちなみに画像はバーグラフのメーター(ガソリン車だと負圧計みたいなやつ)がレッドゾーンです。電気もガソリンも食いますね(笑)

ハンドリングは高速でもおちつきません。基本的に電動パワステが軽すぎ。中立でも落ち着かない。肩こります。

この車、スピード感がありません。気がついたらオーバースピード。電気モーターを併用している故、スムースすぎるのが原因なのか?? ちょっと危険かも。ただしそれ故、高速道路は楽です・・・ハンドリング以外はの話ですが。

車としての完成度は高くはないですね。こんなもんかって感じです。トヨタは本気でつくっていないですね。「こんなもんでいいだろ」みたいな感じ。人馬一体感(マツダ風に)はなし。反面、車を意識しないで乗れる。まさに走る白物家電。普通の人には良いのかもしれません。個人的には・・・こんな車を選ぶ人の気が知れない。

マツダデミオ13S(6AT)の方が遥かに出来は良いと思います。しかも運転して楽しい、そして安い。

そんなわけで通勤と買い物、お盆の親戚まわり以外はまったく乗りませんでした。乗る気がしなかったというのが正直なところ。燃費は20.6Km/lでした。

というわけでアクアの感想でした。

結論として・・・少しでも車が好き、運転の楽しい車を所有したことのある方にはオススメしません。車なんて走ればいい人向け。コストを考えても元は取れません。後にバッテリー交換費用もかかります。同じ価格帯ならカローラの方が絶対に良いはず。

もし私がこのクラスを買うなら・・・マツダデミオ15 MB(6MT)を選びます。

 

コメント

  1. さとう より:

    なるほど。予想通りな感じでしょうか。
    沢山売れて温室効果ガスの排出抑制に貢献してもらいたいものです。

    • あひる より:

      あら、やっぱり予想通りでしたか!(笑)
      車なんてまったく興味がない人以外にはちょっとおすすめできない車です。
      たくさん売れても、その前にこの手の車を作るのに温室効果ガスがたくさん出ているみたいですしね。
      何か矛盾しているなぁ・・・。