退去と別れ

本日はいよいよアパート引き渡しの立ち会いです。大家さんと9:30にお約束。

早めに行ってひっくり返って、ここに住んでいた15年間を回想しました。同じ敷地内に住んでいるお世話なったお隣さんにご挨拶をと思いつつも車はあるのに雨戸が閉まったままです。このお隣さんは建築会社を経営されており、職業柄、こんな遅くまで雨戸を閉め切って寝ていることはありません。閉め切りが嫌いな方ですので留守でも雨戸は閉め切らないはずなのですが・・・・。

それはさておき、大家さんと大工さんが来訪。いろいろ確認していただきつつお話を進めていただきました。

とその時、お隣さんの身内の方のプリウスが敷地に入ってきました。車内を遠めに確認すると一人しか乗車していません。奥様(?)のようです。大家さんが「ご挨拶したい」と出て行きましたので私もご挨拶に出て行きましてお話を伺ったところ・・・「亡くなりました」と。突然の悲報に愕然としてしまいました。実は先週日曜日昼間にも伺ってみたのですが、車はあるのに本人は不在。息子さんが室内の整理をしていました。「今ちょっといないんです」と。亡くなられた直後でお茶を濁されたのかもしれませんが、その時は「また来ますのでよろしくお伝えください」とお話してその場を去りました。で、本日の悲報。お隣さんとは世間話から身の上話までいろいろお互いにさせていただき、本当によくしていただきました。ので、ご挨拶を差し上げて連絡先を伺い、今後ともお付き合いいただきたいと思っていたのでした。それが・・・・。お会いしたいと思っていたのにお会い出来ずにあの世に旅立たれてしまい。

最近、お世話になった方でまたお会いしたいと思うと悲報が届くケースが非常に多くなりました。ロードスターのクラブ員でやはりお世話になった方がおり、ツーリングやミーティングにご一緒させていただいた方がいるのですが、やはりご病気で入院され手術され、復活したものの病状急変し、お見舞いに行こうと思っていた矢先に亡くなれてしまいお会い出来なかったという本当に後悔したケースもありました。お会いしたいと思う人がいれば、思い立ったときに会いに行かないと永遠に会えなくなってしまうということを、その時と今回で切実に感じたところです。

さてアパート方の原状回復はおそらく敷金内で済みそうなお話でした。もし追金があれば連絡くださいとお話をさせていただき終了。2008年5月に結婚前に妻と共に入居してから15年2ヶ月。いろいろなことがありましたがついにお別れです。

長い間お世話になりました。

コメント