やっと感想など

やっと納車後、最初の日曜日。いろいろ手入れなどなど。本日はボディを磨き上げ、ETC等の取り付け、室内を軽く清掃等。ちなみにヘッドユニットは実は納車の日に既に交換していたりして・・・。

さて、この車は言うまでもなくプジョー106S16の兄弟車です。昔、乗っていたプジョー106XSiとも同じようなもの。15年前に逆戻りしてしまった次第です。

というわけで、106XSiや前車306S16との比較を。

306S16と比べると・・・軽いクラッチペダル、小回りの効く舵角、シャレたデザインの内装、グレーの明るい(306比)室内、そして小振りながらもやわらかいシートが良いですね。さらに静かなエンジンと排気音。306S16はとてもスパルタンというか、勇ましい車でした。163PSのXU10J4RSエンジンはとてもパワーがあり、N/Aながらもすばらしく加速が効きました。すばらしいハンドリングと直進安定性、堅い足回り、ノーマル306とは異なる勇ましいエンジン音と排気音等で・・いつの間にか6M/Tを駆使して飛ばさずにはいられない車という欠点が。私的にも歴代所有車ではもっとも飛ばし気味な運転ばかりしていた車。対するサクソVTSは・・・106S16よりハードな足回りという評判でしたがそんなことはありません。さすがはシトロエン・・・バネとはいえ快適そのもの。エンジンも排気音も静か故、飛ばそうという衝動に駆られません。至ってのんびり運転できます。とはいえ、いざというときには加速は効きますし。

106XSiとの比較では・・・ボディの剛性感がXSiより有るような気がします。そしてエンジン・・・SOHCのTU5J2よりも振動騒音共に静か。そして最高出力回転数がトヨタ4A-GEと同じ高回転型にも関わらずトルクフル。故に至って快適。乗った印象としては、XSiよりもマイナーチェンジしたS16は随分と改良されているのだなぁ・・と。

306S16は50台限定の「アクティブパッケージ」という希少なものでした。電動スライディングルーフが付き、内装は本革&アルカンターラ。163PSのパワーに6M/T。どうして4年でいきなり手放すことにしたのかには理由があります。

車本体としては、やはり日常用途には重すぎるクラッチペダル。足が疲れているときなどはふくらはぎが痛くなりクラッチを踏むのが大変ということが多々ありました。そして右回りでのものすごい最小回転半径。狭い道では曲がれません。ある程度広い道でも普通にUターンは無理。ま、これらは念頭においた上で乗っていましたので良いとして・・もっとも不満だったのは暗い内装なのです。黒一色。そして外装デザインに比べると味気ない内装デザイン。自分的にはちょっと大きいボディサイズ。更にとどめを刺した理由・・それは、ちょっとした消耗部品(というか経年劣化で交換が必要な部品)が国内欠品ばかりなり。まんまとインポーターの企みにはまってしまったところですが、まぁ、ちょっとした部品交換で2週間も乗れないのは、日常に使用しているものとしては困ってしまいます。

でもこの306という車、単なるハッチバックでありながらも積載能力はすごいものがありました。こういった合理的でありながらもシャレた車はもう出てくることはないでしょう。最後の感想としては・・・所有してみて良かった。良い車でした。

そして15年前に新車で購入した思い出深い106XSi・・この車を手放したことは後々とても後悔していたところでした。こいつ↓

よって後々、いつも中古車が気になっていたのも事実。とはいえ、今更あらためて中古車を購入するには古すぎる。かといって106S16は自分的にはちょっと違う。そんなときにたまたまご縁ができたのが、このサクソ。サクソは新車時にディーラーに見にもいきましたし、シャンソンはステアリングを握ったことがありましたので良さは承知していました。で、たまたまのご縁で購入となったわけです。

ところで、また赤メタというのもご縁なのでしょうかね?

コメント

  1. さとう より:

    306の中でもS16は別物でしたものね。
    重いクラッチ…思い出しました。
    曲がれない…ありましたね。
    106もめっきり見なくなりました。
    この時代のフランス車が最後のフランス臭があった車です。
    それ以降は欧州のブランド車になってしまった。
    かえって安グルマの「ダチア・ローガン」の方が往年のフランス車臭を醸し出してたりして(笑)。
    パッケージングとデザインと走りの高いバランスのクルマは無くなっちゃいましたね…。

    • あひる より:

      私もこの時代のフランス車が一番好きですよ。
      というか、我々の世代はやっぱりこの時代ですよね。
      それ以降はどうもなぁ・・・って感じで。