さて納車から1年です。約7,500Kmほど走りました。予定では7,000Kmのはずだったのですが・・・・。納車は昨年の12月22日。思えばアルトターボRSが2015年春に登場。試乗してみたところ、あまりにも素晴らしい出来映えに驚いてしまいまして。それから悩みに悩み、2015年12月にアルトワークスが登場。そのまま悩み続けている間に標準車も、そして最後にワークスも試乗。検討を始めてから4年半以上かかってついに2019年11月16日に契約。収入面や仕事のこともあり、契約まで長かったですね。
最初に総合的な評価をしてみますと…非常に出来の良いクルマです。とにかくいいクルマです。HA36型は傑作車では。
軽量ボディでありながら驚くほどの剛性感。軽量ボディの恩恵として軽い出足。フットワークの軽さ。十分なエンジンパワー…日光いろは坂でもグイグイ加速していきます。FF車としては大満足なシフトフィールと不自然さの無い電動パワーステアリングによるハンドリング。とにかくワインディングロード、とくに日光いろは坂へ行くとびっくりするほど楽しく走れます。もちろん、些細な欠点は幾つか見受けられますが全て帳消し。
その些細な欠点というか気になることがある点は
・硬い足回りのセッティング
もちろん、不快な硬さではありません。ボディがしっかりしている故に不快さは小さいです。が、例えばスピード超過を防ぐために大きな凸凹舗装がされた路面を走行すると、胃が揺さぶられます(笑)。軽量ボディに硬い足回りはこんな場面は苦手なんですね。
実は既に将来のリプレイス用にターボRSのショックアブソーバーを入手してあります。スプリングはターボRSもワークスも共通。バネレートは同じでダンパーの減衰力が異なるだけなんです。
・広すぎ室内
後部座席の足元なんか広すぎます。あ、これは欠点じゃないかな?
・ステアリングギア比
個人的にはもう少しクイックでも良いかと。ロードスター比ではたまに切り遅れる(というか切り足りない?)ことがあり。ギア比的にはまぁ普通です。電動パワステの出来は文句なしです。
・オートエアコン
個人的に嫌いなだけで、制御は完璧です。
・シフトノブが差し込み式
ネジ式ではないので交換出来ないのです。交換可能なら純正本革巻きに交換したいところですが。
・ターボ車故、エンジンオイルの交換サイクルが短い
これはわかっていたことではありますが仕方ないですね。私の年間走行距離ですと中途半端に。
・電子制御スロットルにたまに違和感?
これはたまーにです。ロードスターのワイヤー式スロットルに慣れているせいか、時と場合によって「あれ?」と感じることがあるくらい。本当に些細なことです。世間一般の人は気にならないと思います。
この程度しか欠点(?)が見当たりません。とにかく運転の楽しさが全てを帳消しにしています。
では長所は?
・レカロシートは疲れない
・シフトフィールの秀悦さ
・軽量故の出足の軽さ
・DOHCターボは加速が効く
・クラッチミートが気難しくない
・使い勝手の良い5ドア
・十分なボディ剛性感(強いて言えばもう少し欲しい気がしますが輸入車比ですので)
・全てにおいて安いランニングコスト
・燃費の良さ…ちょっとの遠出ですぐに20km/l超え
スイフトスポーツなどにも言えますが、今のスズキのクルマ作りは素晴らしいです。特に現行の軽量プラットフォームであるハーテクトは素晴らしい。と考えると軽規格が変わったときの一斉モデルチェンジはやはり無理があったのでしょうね。Kei Sタイプターボなんかは酷かったですもの…DOHCターボのMTなのにかったるい、4輪の動きがバラバラな足回り、当時でも他社に比べて頑張って軽量化したはずが剛性感は今ほどではなくペラペラ。今のスズキ車より100kg重かったのに。
5ドアでDOHCターボのMTというのも気に入っている良い点ですね。20年前に当時のアルトワークを検討しなかった理由というのが3ドアしかなかったから。それでKeiに。基本的に3ドアって嫌いなんですよね(笑)
ボディカラーは消去法でピュアホワイトパール。汚れが目立たなくて良い色です。もし車庫保管であれば1型に設定のあったピュアレッドが欲しかったのですが、赤は夏暑いし経年劣化で色褪せするし。2型に設定されたブリスクブルーもまた良い色だったのですが・・・濃淡色は手入れが大変だし拭き傷目立つし、やはり夏暑いし。なんやかんやでやっぱり白(笑)
というわけで非常に気に入っています。また来年末に2周年の総括をしましょう。
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