お別れ

11/19早朝に地元ロードスターのクラブのメンバーがお亡くなりになりました。年齢は50代後半。11/20に悲報の連絡が来てあまりにも急なことに驚く限り。確かに9月頃から入院生活を送られていたのですが・・・まさか・・・。

本日、告別式。宇都宮市清原台にお住まいの方なので、近いところで市貝町赤羽のセレモニーホール雲上はがのにて。

限られたメンバーではありますが、出棺のときにロードスターを並べてお見送りをすることに。今週末は乗らないつもりでしまいこんだロードスターですが、再びボディカバーを剥いで急遽出動。

亡くなられたオーナーさんは現在、クラシックレッド限定車のND型のオーナー。2018年に購入し、来年春が初回車検のはずでした。1999年に新車でNBロードスター1.6スペシャルパッケージを購入され、NDに乗り換えるまで長いことNBに乗られていたオーナーさんでした。

このNDを購入するか否かで悩んでいるときに相談されたのです。私は背中を押しました。「人の人生なんていつ何時何があるかわからないんだから。買おうと思ったとき、そして買えるときに買った方がいいよ!もしかしたら明日死んじゃうかもしれないんだから」と。そうしたら・・・決心がついたようで購入されたのです。この車で日本全国、おそらく45都道府県は制覇していたはずです。とにかくアクティブな方でした。

初めてお会いした数年前、最初の印象は「なんて人懐っこくて笑顔な人なのだろう」でした。ちなみに女性です。それからクラブツーリングでご一緒させていただいたり。ほくりくミーティングへクラブメンバーで初めてお誘いしたのも彼女でした。それからは特定のメンバーでほくりくミーティングへ行き、アフターにへぎそばを食べるのが恒例となり。今年は残念ながら中止になってしまいましたが・・・。

いま履いているNRリミテッド純正ホイールも彼女から譲っていただいたもの。遺品になってしまいました。

1年半くらい前だったか、脳の手術をされ、そのときに「もしかしたら車の運転ができなくなってしまうかも・・・」と漏らしていたのですが、その後、ツーリングに復帰されていたようでしたので回復されているものかと安心していました。スキーの指導員やら各地のマラソン大会に参加するほどのスポーツウーマンでしたので尚更です。まさかそんな健康な人が・・・。ところが9月に再入院。心配していたところの悲報。お見舞いに行くことがなかなか出来ずにいた矢先でした。最後にお話をしたのはたしか夏。子供のいないご夫婦でしたので一人残されたご主人が心配です。

小規模家族葬だったのですが、ご主人のご好意で参加メンバー全員にお焼香をさせてくださいました。以前より痩せてしまっていましたが、表情は安らかで安心。まぁこちらは涙止まらずではありましたが・・・。

こんな感じに並ばせていただきました。

出棺時に霊柩車がロードスターの前に止まってホーンを3秒鳴らすので一緒に鳴らしてお見送りとのこと。

運転手さんが合図をしてくれました。やけにホーンが鳴っている時間が長く感じられました。

これでお別れです。

最後にお花をいただきました。安らかにお眠りください。ご冥福をお祈りいたします。

「ロードスターは人を繋ぐ」とよく言われています。まさにその通りみたいですね。この車で見送ったのは2011年の我が子と今回の2回になってしまいました。

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