シートベルト警告灯 不点灯修理

さてロードスターのシートベルト警告灯のお話です。もう7,8年以上前に点いたり消えたりしていました。で、ある日、点灯しなくなりそのまま。何をやっても点きません。これが点灯しないと本当は車検に通らないんですよね。ですが、なぜかディーラーではそのまま車検に通っていました。きっと見落としていたのかな?? というわけで重い腰を上げて修理を。

まず最初に疑うのはメーターパネルの球切れ。これは数年前にも確認しています。今回も問題なし。切れていません。

つぎにバックルの故障。念のためと数年前に中古品のバックルを購入してあります。

整備書に従い点検。異常なしです。もう一つの中古品も正常。となると車両側になります。面倒なことになりました。

車両側のコネクターです。テスターで電圧を図ります。電圧がかかっていませんね。やはり車両側に問題があります。さぁこまった。マイナス側に導通がありません。

ふと思い立ってマイナス側の線を軽く引っ張ってみました。あらま、簡単に千切れて出てきましたよ。原因はこれでした。プラス側とこのちぎれたマイナスの車両側にテスタをあててみると電圧がかかっています。

というわけで気を良くして断線箇所を接続。ところがまだコネクタに電圧がかかりません。頭の中は「??」。仕方がないのでマイナス側をハーネスに沿って進んで確認してみました。すると・・・ビニール被覆がへこんでいる箇所を発見。あら、心線が切れています。ビニール被覆は見た目大丈夫。これも原因でした。こまったものです。

とういわけではんだ付けをして修復。テスタで確認をすると電圧が無事にかかっています。

元の保護チューブは既に劣化して途中切れていましたので、コルゲートチューブで保護しました。

無事に点灯。修理完了です。それにしてもハーネスの経年劣化による断線だなんて・・・すっかり旧車の域に入っているんだなぁと改めて実感しました。

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