不慮の事故

昔、勤めていた某組織でのお話。

庁内回覧で、よく「○○○○さんが不慮の事故で亡くなりました」というものがよくまわってきました。

「不慮の事故?」…不慮の事故というと思いがけずに起きてしまった事故、そしてその事故の犠牲になり亡くなってしまった…ならわかるのですが違うのです。

同じ課にいた仮にAさん…いつも誰に対してもにこやか。意地の悪い人が多い職場の中で非常に優しい人でした。ところがある日突然、席から居なくなります。「?」と思っていたら…不慮の事故で亡くなったそうです。「は?」…事故なんかではありません。自殺です。この某組織では自殺を「不慮の事故」といいます。この職業はうつ病になる方が非常に多く、本人はそのまま自身の心身の変調に気づかず、産業医にも相談せず、精神科や心療内科を受診することも無く、自ら命を絶ってしまうのです。

在職していた5年間で数えきれない程の「不慮の事故」回覧を見ました。

職業柄、頭の良い人、学校のお勉強は出来る人が多いのですが、人間性という観点から見ると人を踏み台にして蹴落とし出世することしか考えていないクセの悪い人間が非常に多いため、メンタルの弱い人はそれらに負けてしまうのかもしれません。そしてこの職業は一般の人を見下す輩が多く、一般人からしたら本末転倒。

今の状態はわかりませんが、恐らくは変わっていないでしょうね。

※後日、追記修正予定

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